- 2020-1-23
- フリーター・既卒・第二新卒の就職, 人気の記事, 転職体験談・コラム
初めまして!猫野きなこです。
私は就職活動を全くせず、大学卒業と同時にフリーターになるという親不孝な社会生活をスタートさせました。
大学時代は接客業のアルバイトばかりしていて、何を勉強していたかほとんど覚えていません。
しかしその後無事就職し、転職を繰り返しながら自分にぴったりの仕事を見つけることができました。
最高年収は800万円を超え、女性にしては多い収入を稼ぐことができていたと思います。
現在はいろんな事情で退職し、マイペースなライター生活を送っていますが、退職前の仕事をしていた時が自分の能力を給料という面では一番活かせていたと思います。
今回は私がフリーターから高収入な仕事に転職できた方法を簡単にまとめてみました。
目次
なぜ学生の時に就職活動をしなかったのか
私は4年生大学を卒業したにも関わらず、就職活動をしませんでした。
恥ずかしながら私は卒業するまで自分のやりたいことが全くわからずにいたのです。
就職したい理由を無理やり捻り出したり、何社も面接を受け続ける同級生たちに圧倒され、どこか他人事のように感じていました。
就職セミナーには行ってみたのですが、興味がないので手を上げて質問することができずに1番後ろの隅っこで早く帰りたいと思っていました。
私は滑舌が悪く、あがり症です。
大学の就職課での面接練習では「自分の意見をいい切ることが大切」と指導されましたが、ハキハキと受け答えする高等な技術なんて持ち合わせていません。
面接の練習を何度かしてもらいましたが、実際に面接を受けた回数は0回です。
完全に就職戦争から逃げてしまいました。
結局、私は就職率90%以上に入れない落ちこぼれとして卒業を迎えました。
初めての就職活動で奇跡の一発合格
大学卒業から3年間フリーター生活を続けていましたが、親から「早くちゃんとした会社に就職しろ」という圧力を受け続け、重い腰を上げて就職活動をスタートさせました。
まずハローワークに行って、月収20万円以上の仕事を10社プリントアウトしました。
とりあえず何事も経験だと思い、落ちてもいいやと思える会社に面接の電話をかけました。
面接当日は綺麗な秘書のような女性に案内してもらい、窓際族みたいなおじさんに面接をしてもらいました。
おじさんが9割喋っていたので、こりゃ楽だと思いながら相槌を打っていたのですが、最後に思い出したように志望理由を聞かれました。
不意を突かれた私が「いや〜とりあえず就職してみようと思いまして」と正直に答えてしまった瞬間、空気が凍りつくのを感じました。
おじさんは「志望理由それだけ⁉︎」と聞いてきたので、大学時代の面接練習の言葉を思い出して「それだけです!」と力強くいい切ってしまい、この面接は完全に終わったと思いました。
しかし、なぜか後日採用という電話をもらい、奇跡的に就職が決まりました。
入社後にわかったことなのですが、面接してくれたおじさんは社長で、案内してくれたキレイな女性は副社長でした。
私を不採用にしようとしていた社長に副社長が「この子はできる子だから!」と野生の感で猛プッシュしてくれたそうです。
運だけで採用された入社後は、副社長の期待を裏切りたくないので自分なりに仕事を頑張りました。
私が働くことになった支店は一番忙しい繁盛店で、さらに上司は面倒見がよくて優秀な人だったので契約が取れるように色々とバックアップしてくれました。
そんな幸運に恵まれた結果、私は営業成績で毎月上位の成績を収めることができました。
自分の天職を見つける3つの方法
自分の性格に合った天職につく事ができると、自分の能力をフルに発揮する事ができます。
私の場合は転職をしながら見つけるというやり方でしたが、もっと効率よく天職を探す方法を自分なりにまとめてみました。
就職先を選ぶ上で天職を見つける大切なポイントは3つです。
- 自分の性格に合った仕事を選ぶ
- やりたい仕事に必要な経験と資格を揃える
- モチベーション(目的意識)を感じる仕事を選ぶ
この3つについて詳しく説明させていただきます。
1.自分の性格にあった仕事を選ぶ
自分の性格に合わない仕事を選んでしまうと毎日が苦痛で精神的な消耗が激しく、ストレスが溜まります。
プライベートも楽しめなくなり、生活全体が悪循環に陥ってしまいがちです。
ちなみに私は以下のような性格です。
- 人見知り
- 心配性
- 飽きっぽい
- 執念深い
- 負けず嫌い
社会人としてどうしようもない性格ですが、実は私にとっての天職とは営業職だったのです。
一見、マイナスとも言える私の性格が長所になり、契約をたくさん取ることができました。
人見知りなのでお客さんの声や表情で気持ちを自然と読み取ることができましたし、心配性なのであらゆる失敗パターンを想定した提案を用意しました。
営業は執念深さと負けず嫌いな気持ちがないと他者に競り負けてしまいます。
逆に全く向いていなかったのが、毎日単調な作業の繰り返しとチームで仕事をする事務職です。
飽きっぽい私には苦痛でしかなく、どんなに頑張っても評価されないため、上手くサボっている人と同じ評価なのがとても不満でした。
仕事でどういう時に喜びを感じるのか、自分の性格を冷静に分析して仕事を選ぶことが天職を見つける上で大切なことだと思います。
これまでのアルバイト経験などから得意だったことを考えてみるといいかもしれません。
2.やりたい仕事に必要な経験と資格を揃える
職種にもよりますが、やりたい仕事に必要な経験を積み、資格を取ることによって転職で年収を引き上げることができると思います。
私は転職を繰り返すうちに住宅に関する仕事をしたいと思うようになりましたが、学生時代遊び呆けていたので建築士の資格なんて持っていませんでした。
宅建資格は受験資格がないため、働きながら取得することができました。
宅建資格を武器に数社面接を受けてみましたが、私が働きたい企業には「宅建はあったらいいけど、それだけでは採用できない」と言われました。
転職するためには企業が欲しがる資格を揃えなければいけません。
転職サイトの募集条件をいろいろ調べてみると、住宅系の会社で「インテリアコーディネーター資格歓迎」という内容が多かったのです。
この資格を足がかりにして転職できるかもしれないと思い、働きながら2年がかりで資格を取得し、狙っていた企業に運良く中途採用されました。
書類選考で大卒以上が募集条件の1つだったので、やっとここで大学を卒業した意味を発揮することができました。
3.モチベーション(目的意識)を感じる仕事を選ぶ
仕事を頑張っていても見返りがないとやる気に繋がりません。
私が働いていた営業職は契約金額が一定ラインを超えると歩合が出たのですが、最初の営業職は歩合が本当に少なくてやる気が出ませんでした。
しかし、資格を取得して転職した企業では売れば売るほど歩合が出るので、モチベーションを維持することができました。
月の売上は多い時は1000万円を超え、歩合給を含めた最高年収は800万円以上になりました。
フリーター時代には不可能だった年収を稼ぐことができたのは才能ではなくて、運やまわりの協力を得られたこと、転職をした行動力のおかげだと思います。
学費も親に無事返すことができました。
事務職をしていた時も正当な評価をしてくれるシステムがあれば、もっとやる気が出たと思います。
やった分だけ見返りがあったり、人事の評価に力を入れている企業を選ぶのがおすすめです。
まとめ
最後にもう一つ転職の条件をプラスできるとすれば、プライベートも大切にできる職場環境と福利厚生があるかどうかです。
これは入社してみないとわからない事が多く、あってないようなものだったことが何度かありました。
例えば有給があっても忙しくて使えないまま消えていったり、不景気だからとボーナスがほとんど出なかったことが過去にあります。
定時内に仕事を終わらせても「上司より先に帰るなんておかしい」というパワハラっぽい雰囲気を出す先輩もいました。
どんなに厳しい転職活動をくぐり抜けても向いていない仕事を選んでしまうと、すぐに退職したり精神を病んでしまう原因になります。
自分が働きたい仕事を見つけたら、その企業でどんな資格や経験が求められているのかを調べてチャンスをすぐに掴める準備をしておくことも大切です。
条件のいい会社は少ないですし募集もすぐに終わってしまいますが、情報の窓口を広げることで出会える確率は増やせると思います。
今回の記事が少しでも転職選びの参考になれば嬉しいです。
著者プロフィール
猫野きなこ
猫2匹と暮らしながら趣味でお絵かきしてるライターです。
ブログでは過去の体験談を漫画に描いたり、ダイエットレシピを公開しています。
ブログ:きなこ猫のスッキリ生活
Twitter:@kinako22neko
Sponsored Links