東京に行って仕事したいと思っても、いろいろな障害があり結局断念してしまう人も多いです。
ここでは上京して転職したい人の悩みを紹介し、転職への道のりを解説していきます!
上京して転職する場合の理想的な方法
上京して転職する場合、下記いずれかの方法が一般的です。
パターン1
- 面接のため東京へ上京
- 上京の際はホテルなどに宿泊
- 内定後、一旦地元に戻って上京準備
パターン2
- テレビ電話を実施している企業に面接
- 就職先が決まってから上京
パターン3
- 上京して、とりあえずバイトなどで生活し、転職活動を併行
地方から上京し、転職する場合は上記3ついずれかの方法で転職する方が多いです。
ただ、上記は上手く行けば良いですが、必ずしもすんなり決まるとは限りません。
例えば、面接のたびに東京に行ったら往復の交通費もかかりますし、もし落ちてしまったらまた新たな就職先を探さなければいけません。
そうなると、交通費もさらに嵩むことに・・・。
また、テレビ電話での就職もまだまだ数が少ない状況。
必ずしも自分が希望している企業が、面接でテレビ電話を実施しているとは限らないでしょう。
そしてアルバイトをしながらの転職ですが、やはり東京は家賃も物価も高いですから、アルバイトをしながら転職活動するのもなかなか大変です。
アルバイトに追われて転職活動をする暇がないということもよくあります。
そう考えると、上京して転職するというのは意外とハードルが高いものです。
一番のネックは資金
何と言っても上京の転職で妨げになってしまうのは資金です。
具体的には下記のような費用がかかります。
- 交通費
- 引越し代
- 生活費
交通費は地方からの往復だと、新幹線や飛行機代がかかり数万円なってしまうことも。
地方からの引っ越しの場合、引越し業者に依頼したら莫大な費用になってしまいますし、かといって東京に行ってから家具を購入するにしても数十万円はかかるでしょう。
また就職先が決まる前に上京したら、それまでの生活費をすべて捻出しなければいけません。
例えば部屋を借りるにしても、都内で住むなら一人暮らしでも8万円前後はします。
最初に住む場合は敷金、礼金なども支払う必要があり、家賃の3ヶ月分ぐらいは用意しておかなければいけません。
少なく見積もっても50万円から100万円ぐらいは予算として用意しておかないと、上京しての転職は難しいです。
上京して転職したいからといって国や地方から支援金が出るわけでもないので、自分でコツコツと貯めておく必要があります。
仕事を先に決める人が多いのが現状
上京して転職する場合、仕事を先に決めて、後から住まいを決める人の方が多いです。
理由としては下記のようなことが挙げられます。
- 資金不足に陥る不安がない
- 職場を考慮した場所に住める
- 部屋を借りやすくなる(収入証明ができるため)
- 親を納得させられる
どうしても上京したての頃は出費も多いです。
そうなると収入が全くない状態では、いつか貯金も無くなってしまいます。
また、なかなか転職先が決まらなければ不安感もより一層大きくなり、心身ともに悪影響を及ぼします。
アパートやマンションによっては、仕事が決まっていない人は審査で見送られてしまうこともあります。
就職先が決まっていれば、やることもはっきりしていますので親も賛同してくれることが多いでしょう。
逆に仕事先も決まっていないで東京に行くと伝えるだけでは親を不安にさせてしまいます。
先に住まいを決めると色々な企業の面接を受けられるというメリットもあるのですが、やはり職場を先に決めておいた方が、デメリットが少ないです。
お金がないなら支援サービスを利用しよう
上京の転職で、資金が障害になっているなら支援サービスを利用しましょう。
国からの支援はありませんが、民間企業が行っている支援サービスで衣食住を保障してくれるものもあります。
しかもほとんど無料。
3ヶ月から半年ほどの研修を経て、就職することができます。
なぜこのような支援サービスは無料なのか。
それは下記のような構図が出来上がっているからです。
就職支援サービスの仕組み
↓(報酬)
↓(無償でサポート)
↓(就職・転職)
研修などを経て、求職者は協力企業への就職が可能になります。
協力企業は人材育成してくれた就職支援サービス会社に報酬を送ります。
報酬を受け取った就職支援サービス会社はそれで運営が成り立っているので、無償で求職者をサポートできるというわけです。
すなわち求職者は就職したからといって、後でお金を請求されたりすることもありません。
無料でも不安なく利用することができます。
東京での就職・転職におすすめのサービス3選
ここでは3つの就職支援サービスを紹介します。
ヤンキーインターン
ヤンキーインターンは中卒、高卒、専門卒、短大卒を対象とした就職支援サービスです。
現在、対象年齢は24歳までとなっています。
また対象は東京以外に住む人(上京したい人)です。
この支援サービス最大の魅力は住み込み型で支援してくれること。
住むところもない、お金もない、学歴もないという人でも大丈夫!
家賃、光熱費、食費などすべて無料のシェアハウスで勉強しながら就職支援してくれます。
研修期間は受講内容によって異なりますが、だいたい3ヶ月から6ヶ月程度。
営業などのビジネススキルを学ぶコース、プログラミングなどの実用的な習得コースの2種類があります。
ちなみにヤンキーインターンという奇抜な名前ですが、このサービスを利用している人のうち、本当のバリバリヤンキーは1割から2割程度とのこと。
他はマイルドヤンキーや普通の真面目な子も多くなっています。
男女比は8対2です。
2017年に行ったインターンでは110人が参加して、やめた人は10人のみ。
何か厳しい研修があったり、ノルマが課せられているわけではありません。
安心して取り組めるということで、地方に住む若者からも注目されている就職支援サービスです。
TokyoDive
TokyoDiveも住まいをサポートしてくれる就職支援サービスです。
TokyoDiveはシェアハウスとワンルーム賃貸の両方を用意しています。
シェアハウスの場合は敷金・礼金0円のところで、しかも家具、家電付きです。
初期費用をぐっと抑えることができます。
ワンルーム賃貸の場合は全額補償というわけではありませんが、家賃補助も出るので普通に自分で部屋を借りるよりもぐっと抑えることができます。
尚、どうしてもワンルーム賃貸で自分の好きな部屋に住みたいという場合は、エイブルを経由するのがおすすめ。
TokyoDiveはエイブルと提携しているため、仲介手数料が半額になります。
そして、仕事面でのサポートでは色々な業種を紹介しているのが特徴。
具体的には下記のような仕事を紹介しています。
- 飲食
- 販売
- 受付
- ホテルフロント業務
- コールセンター
- 一般事務
他にも営業職やブライダル関係、施工、物販などさまざまな業種を取り扱っています。
就職できるまでの資金をできるだけ抑えたいという人向けのサービスです。
正社員就職応援プロジェクト・東京しごとセンター
正社員就職応援プロジェクト・東京しごとセンターは上記2つのサービスとは違い、年齢層が若干上の人を対象とした就職支援サービスです。
対象は30歳から44歳。
東京しごとセンターは、衣食住は用意されていません。
ただ、上京での転職でネックとなるミスマッチを防ぐ支援を行っています。
上京での転職は「とりあえず内定が欲しい」という考えから、そんなに企業の比較をしたりしないで、すぐに決めてしまう人も多いです。
しかし、その結果、「イメージと違った会社だった・・・」ということになり退職してしまう人も少なくありません。
そこで東京しごとセンターでは実際に体験してから就職先を決めてよいというサービスを行っています。
15日から20日間、職場で実習を経て正社員への道を模索するシステムです。
実習期間とはいえ、日額5000円のキャリア修得奨励金が支給されます。
ちょっと自分に合わないなと思えばもちろん辞退することもできますし、雰囲気をまずはつかみたいという人におすすめのサービスです。
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