転職で給料を上げるためにはタイミングや職場選びが重要です。
必ずしも「転職=給料がアップする」というわけではないので、冷静に判断することが大切です。
そこで転職で給料アップ方法を紹介しましょう!
転職で給料って絶対上がるの?
転職支援を行っているパソナグループが「転職によって給料がどのぐらい増減したのか」という検証を行ったところ、67.1%の人がアップしたことがわかりました。
ただ、7割近い人がアップした半面、3割程度はダウン、または現状維持となっています。
また、転職支援サービスを行うdodaが「転職による給料アップのしやすさ」を年代別に発表しています。
- 第1位:20代後半
- 第2位:30代前半
- 第3位:20代前半
平均金額アップ率が最も高いのは27歳から29歳。
転職を考えるなら、このぐらいの時期がベストです。
転職で希望給料はどの程度が許容範囲?
今の年収からどのぐらいアップを望むのが常識的範囲なのか。
最も年収がアップしやすいといわれる20代後半で平均アップ額が52万円となっています。(doda調べ)
このデータをもとに考えるなら自分の年収+40~50万円前後が妥当なところでしょう。
60万円以上は何かアピールできる材料がない限り、無謀なレベルになってしまうので要注意です。
あとは実際に同世代と比べてどのぐらいの年収なのか、業種は何なのかなども考慮すると良いでしょう。
特にIT系、通信系、メーカー系の業種は年収アップしやすいと言われています。
逆に金融系、商社系、流通系は比較的アップ率が低い数値に。
例えば、専門商社の平均アップ率は15%程度。
もともとの年収が高く、同業他社から転職しても上がりにくいのが現状です。
転職で給料が上がる人の特徴とは?
転職で給料が上がる人は下記のような特徴があります。
- 前職の在職期間が3年以上
- 同業種の経験が5年以上
- 特別なスキルを持ち合わせている
- 役職に就いていた経験がある
どうしても職歴が浅いと給料は上がりにくいです。
経験もそうですし、長く仕事している経験がないと採用側もちょっと躊躇してしまう部分があります。
技術系の仕事なら過去の作業歴(ポートフォリオなど)を提示することで、実力を知ってもらう方法があります。
採用側も今の力を知りたいので有効です。
そして役職に就いていたかも給料が上がる判断基準です。
- 部署のグループ長を務めて、指示や作業管理をしていた
- ルート営業の新人教育を行っていた
- 開発部門で主任として◯◯の指揮を行なっていた
こういった経験があると即戦力として判断され、給料も上がりやすくなっています。
転職で給料が下がってしまう人の特徴とは?
転職して、かえって給料が下がってしまう人は下記のような傾向が強いです。
- ある程度の年齢になっていても特にスキルや役職経験がない
- とにかく内定が欲しくて焦っている
- 会社を辞めることが目的で、給料は二の次だった
- 転職で年収交渉を全くしなかった
- 異業種に転職した
転職のきっかけが給料以外の要素が強いと、年収アップに失敗してしまう人も多いです。
あまりにも給料が下がってしまうと「やっぱり前職の方が良かったかな」と、後悔の気持ちが強くなってしまうことも。
そうならないためには、できるだけ在職中に転職活動するのがおすすめ。
無職の期間が長引いてしまうと焦った気持ちも出てしまいます。
在職中の方が別に今すぐ転職しなければいけないというわけではないので、余裕を持って臨むことができます。
転職で給料の交渉方法とは?
直接金額を伝えるのは、あまり日本人が得意とするものではありませんね。
そこで応募段階で書類に「希望給与」を記載しておくのがおすすめです。
単純に希望年収を記載するだけでなく、経験やスキルなども併せて記載したほうが相応しい評価が得られます。
面接時に直接聞きたい場合は下記のように聞くと良いでしょう。
私の職歴なども考慮し、希望をご考慮いただけるのでしょうか?」
内定が決まってからでは、なかなか調整が難しくなってしまいます。
面接段階で条件面のすり合わせも行っても問題ありません。
給料の話は面接で嫌がられる?
双方合意のもと納得して働くのに給料も大事な要素ですから、面接で話すのは悪くありません。
ただタイミングや話し方が重要。
自身が質問する最初のタイミングで話すような話題ではありません。
会社について、仕事内容について詳しく伺った上で、最後の方に質問するのが無難です。
そして給料の話をする上で、「30万円アップでお願いしたいのですが」と具体的な提案はあまり好まれません。
自分の経験やスキルを話した上で、どういった評価をしてもらえるのか?という聞き方が理想です。
年収だけの話をしても、ただ単に「傲慢な応募者」、「過大評価している人物」などと捉えられてしまいます。
もしマイナスイメージが心配なら、現在の社員のモデル年収などを伺うのも良いでしょう。
これならあくまでも目安を聞いているだけなので、悪い印象を与えることはないでしょう。
転職で給料の話をする時の注意点
転職で給料の話をする時は、下記ポイントをリサーチしておきましょう。
- 同業他社で同年代の年収
- 業種別平均年収
- ボーナスについて
- 残業代、交通費、各種手当について
「自分と同世代がこれぐらい稼いでいるんだから自分もそれに近いぐらいもらっても良いはず」、などと考えて無謀な年収を希望しても不採用になるだけです。
同年代でも年収が数百万円高い人もいますから、それは参考になりません。
同じ業種、同じ職種、同じぐらいの会社規模の人でどれぐらいもらっているのかを参考にしましょう。
また、給与形態もしっかりと把握しておくことが大切。
職業によっては基本給以外に資格手当、深夜残業手当、時間外手当など様々なものがあります。
基本給が安くても手当がついて結果的には手取りが多くなるケースもありますので確認しておきましょう。
転職で給料を上げたい!誰に相談すればよい?
給料を上げたい場合、自分1人で相手企業と交渉するのが難しいなら転職エージェントに仲介役になってもらいましょう。
お金のことは話しにくい要素でもありますので、スペシャリストにお任せするのが無難です。
事前に希望年収をエージェントに伝え、交渉してもらいましょう。
自分の希望年収を伝える形でも良いですが、どれぐらいまでアップできるそうなのか目安を教えてもらえることがあります。
転職エージェントによっては何年も提携している企業がありますので、そういったに事情を把握しているケースがあります。
エージェントにする相談することで、どんなアピールをすればよいのかアドバイスしてくれますので面接でも自信を持って臨むことができます。
どの転職エージェントでも良いですが、できれば専門分野に長けているところが良いでしょう。IT系が強い転職エージェント、営業系に強い転職エージェントなどそれぞれ得意ジャンルがあります。
下記のページにて、おすすめの転職エージェントをピックアップしてますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上、転職で給料を上げるために知っておきたいことを紹介しました。
まずは給料が上がる業種、職種なのか把握しておくこと、そして自分自身のスキルとして給料が上がる要素があるのか理解しておくことが大切です。
そういったもの分析した結果、上がる見込みがあるなら転職エージェントに相談し、さらに年収アップを目指していきましょう!
Sponsored Links