IT業界の仕事事情
今、IT業界は人手不足と言われています。ITのスキルと言うのは、それなりに重宝しますし、今後も伸びていく業界でしょう。
だから、ITエンジニアを目指す人も増えてきています。
しかし、ITエンジニアの全てが不足しているわけではないんですよ。そんなの業界以外の人間にはわかりませんよね。実は既存のシステムのITエンジニアは今後、余ってくると言われています。
人手不足というのは、AIやディープラーニングなどの新しいテクノロジーの分野のエンジニアです。これは未経験者にはチャンスです。だって、新しいことなので、新しく始める人の方が入りやすいところがあるからです。
既存のエンジニアはついつい、今までのやり方に引きずられてしまいますから、逆に難しい場合もあります。
とにかく、今はITエンジニアになるチャンスだと言うことです。
ITエンジニアに転職するために考えること
私は2度、IT業界に転職しています。最初は印刷屋の営業だったんですが、ウィンドウズ95,98が出てきて、インターネットも普及し出したのを見て、これからはIT業界だ!と思って転職しました。
皆さんもITエンジニアというとwebだ、ネットだと思うんじゃないでしょうか。私もそう思って転職しました。
ホームページとか作りたいと言いましたよ、会社には。でも、実際は大手生命保険会社のシステム開発の仕事でした。
文字だけの端末で汎用機と言う巨大コンピューターを使って、古いCOBOLという言語で保険のシステムを作っていくというものでした。その時はよくわからず、気が付けば20年近くやっていました。
なので、どういうITエンジニアを目指すのかを考えておく必要があります。
どの分野のITエンジニアを目指すのか
ITエンジニアといっても様々な分野があります。金融系などではまだまだ、汎用機での開発をしています。
そういう金融の巨大システムが作りたいのか、ネットでサイトを作りたいのか、スマホアプリを作りたいのか、ゲームを作りたいのか。何をしたいのか、どの分野を目指すのかで学ぶことも変わってきます。
どうスキルを付けていくのか
ITエンジニアを目指すならプログラム言語の習得は欠かせません。そこでどうやってプログラム言語を習得するのか考えます。
どの言語を学ぶのかは、分野を考えれば自然と決まってくるので、後は学ぶ方法です。本やネットを使って独学でやるのか、プログラミングスクールに通うのか。
それはどのくらいの期間なのか。簡単にプランを考えておきましょう。
どういう形態で働くのか
最終ゴールはITエンジニアとして働くことです。ITエンジニアの働き方は色々あって、自社開発、他社での常駐開発、フリーランスなど様々です。
最終的にどの形態で働くのかも考えておきたいですね。実はここ、結構重要かも。
フリーランスエンジニアとして働くなら、エージェントを利用した方が案件を簡単に獲得することができます。下記ページで、フリーランスエンジニアのためのエージェントを紹介していますので、参考にしてください。
二度目のITエンジニアへの転職
私のITエンジニアに転職した話の続き。最初の転職はまだ20代後半で、研修もあったのであまり苦労した記憶はありません。
しかし、二度目は40代後半です。40歳のころ、業界が嫌になって、講師業を数年やっていました(今でもやっていますが・・)。
けれどうまく行かず、生活のために一旦サラリーマンに戻る決意をしました。色んな業種を考えましたが、結局、経歴からIT業界にお世話になることになりました。しかしながら、私の持っているスキルは古くて、あまり仕事がなかったんです。なので、しばらくはITエンジニアとは言えない、テストなど補助的な仕事をしていました。
ITエンジニアとしての仕事を得るためには、新しいプログラミング言語を習得しなければなりません。プログラムテストの仕事をしながら、新しいプログラム言語の勉強を始めました。
ITエンジニアに転職するためにすること
楽しんで勉強する
40代で未経験なのだから、勉強してスキルを付けるしかありません。未経験なので、わからなくて苦しいことも多いです。
私はIT業界にいたけれど、プログラム言語は全く別物で、英語を覚えたからといって中国語が出来るわけじゃないのと同じような感じでした。とはいえ、簡単ではないけれど、学べば学ぶだけ身に付く感覚はあきらめず続ける力になります。
勉強に終わりはないので出来ることが増えていくことを楽しみながら勉強していきましょう。
資格に挑戦する
IT系の資格を持っているからと言って仕事になるかというと・・なりません。資格自体をアピールするというよりも、自分を強制的に勉強させるために資格を取りに行きます。
IT系の資格の受験料は結構いいお値段です。それゆえに無駄にしないため必死になります。
それに資格を取った努力は認めてくれますので挑戦するのも悪くはありません。
学校に行くかコミュニティに参加する
未経験であれば、わからないことだらけです。ネットで初心者講座と書いてあっても、ITエンジニア的には常識すぎて書いていないことは結構あります。
未経験者にはそこがわからず、進めないということが往々にしてあるんですね。お金があるなら、プログラミングスクールへ行くのもありです。
かなり高額ですが、それゆえ遠慮なく教えてもらえます。でも、何十万というお金を用意出来ない人も多いと思います。
そんな人はプログラミングのコミュニティに所属して、友達を作って教えてもらうというのも一つの手です。あとは派遣会社がやっているプログラミングスクールを利用する方法もあります。
派遣会社がやっているプログラミングスクールは給料をもらって学べる利点があります。ただし、派遣として働く必要があります。
エンジニアのためのプログラミングスクールについては、下記ページで詳しく解説してますので参考にしてみてください。
そりゃそうですね、そこで派遣料をもらって収益を上げたいわけですから。でも、いいと思います。いくら勉強しても、勉強しただけでは、中々仕事に就けません。その点、派遣会社なら、無理やり現場にねじ込んでくれます。
ちょっと最初は大変かもしれませんが、実務経験を詰めれば、実績になるので後々の展開が有利になります。
私もとにかく仕事で実績をとるため、多少安くても、補助作業であってもやっていくことで、2度目の転職をなんとか成功させました。
IT業界の情報を集めておく
これから働こうという業界の情報は取っておきましょう。グーグルアラートなどで「IT転職」とか「プログラム言語」とか気になるワードを登録しておけば、最新情報を取ってきてくれます。
プラスとして「最新テクノロジー」、AI、5G、ブロックチェーン、自動運転なども勉強しておくと、どこに向かってやっていけば良いのかが見えてきます。プログラム言語も新しいものがどんどん生まれています。
今後、普及しそうなものがあれば、先取りしておくと将来大きなボーナスが待っているかもしれませんよ。とにかく、情報に目を通しておきましょう。
大丈夫40代からでもITエンジニアになれる!
人生100年、定年70歳と言われる時代。40代ってまだ半分です。人がいないのに企業も「若い人」とは言っていられませんし、40代なんてまだまだ若いんです。
別にITエンジニアでなくても、新しい仕事をするのは簡単なことじゃありません。と同時に困難で不可能というわけではないんです。ポイントとしては、最初は派遣で始めるのが入りやすいと思います。派遣だろうがフリーランスだろうが仕事をすれば立派なITエンジニアです。
大丈夫、自分を信じてしっかり勉強していれば、道は開けますよ。
ITエンジニア向けの転職エージェントの中には、GEEK JOB(ギークジョブ)のように、未経験者向けにプログラミングの学習から就職支援までしっかりサポートしてくれるところもあります。
下記ページにて、ITエンジニア向けの転職エージェントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
著者プロフィール
UCHIHA
ITエンジニアをやりながら、副業支援、キャリアチェンジサポートをしています。
Sponsored Links