- 2020-4-27
- エンジニアの転職
この記事は東京と他の都道府県を比較して、東京で転職するメリットを紹介しています。
現在地方に在住のITエンジニア、または今後地方に転職したいと考えているITエンジニアはぜひご一読を。
「住み慣れた地方を離れたくない!」「東京じゃなくても大阪でも就職できるんじゃないの?」と言う人もいらっしゃると思います。むしろそう思っている人に読んで欲しい内容です。
5分程度で読めるので、転職活動をご検討でしたら一度ご覧ください。
東京都でIT求人を探すメリット
地方ITエンジニアが東京で転職したほうがいいたった1つの理由は、他の都道府県と比べて求人数が圧倒的に多いからです。
「なんだ、そんなの当たり前じゃないか」と思いますよね。なんとなく「東京は求人が一番多い」という印象がありますから。
ですが、実際にあなたは東京と他の道府県の求人数を比較したことはありますか?
全国の求人数を比較
東京都と他の道府県で求人数にどのくらい差があるのか、把握できている人は少ないはず。
ここからは転職サイト『マイナビ転職』の求人情報をもとに、都道府県ごとに求人数を比較したデータを用いて、どの程度の求人格差が実際にあるか比べていきます。
下記の表は『マイナビ転職』の求人検索にて職種を「ITエンジニア」に設定し、各都道府県別に求人のヒット件数をランキング化したものです。(2019年11月のデータです)
全国の求人数ランキングトップ10
順位 | 都道府県 | 求人数 |
---|---|---|
1位 | 東京都 | 589件 |
2位 | 神奈川県 | 264件 |
3位 | 大阪府 | 203件 |
4位 | 埼玉県 | 187件 |
5位 | 千葉県 | 184件 |
6位 | 愛知県 | 146件 |
7位 | 福岡県 | 105件 |
8位(同率) | 京都府 | 93件 |
8位(同率) | 兵庫県 | 93件 |
10位 | 北海道 | 79件 |
・
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・
45位(同率) | 徳島県 | 11件 |
---|---|---|
45位(同率) | 高知県 | 12件 |
47位 | 鳥取県 | 12件 |
出典:『マイナビ転職』のデータを基に筆者作成
東京都は圧倒的に求人数が多い!
東京都(589件)が1位なのは当然として、2位の神奈川県(264件)を大きく引き離して、倍以上の求人数の差がありますね。
また、大阪府(203件)や福岡県(105件)といった他の主要な都市と東京を比較した場合、その差は約3倍~6倍。
このように他の道府県と求人数を比較した場合、東京都は圧倒的な差があるのです。
当初あなたが想定した数字と開きがあったのではないでしょうか?
求人数が多いことはどのようなメリットがある?
全国の求人数をランキング化したことで、東京には圧倒的に求人が集中していることを理解してくれたと思います。しかし求人数が多いと実際にどのようなメリットがあるのでしょうか?
採用される確率が高いということも当然メリット
「求人数が多いメリットなんて、応募できる会社数が多いから採用されやすくなることに決まってるでしょう?」と思われるかもしれません。
採用されやすいという点もメリットといえます。
転職活動時にたくさんの会社に応募できれば、採用される確率も高くなるのは当たり前。転職活動中だと求職者は「なによりもまずは採用されたい!」と考えるので、採用率には特に目が向くことでしょう。
しかし、求人数が多いことによるメリットは採用率だけではありません。
1番のメリットはライフスタイルを選択できること
東京で転職する1番のメリットは、多様な働き方を選択できることです。
転職する目的は仕事を変えることではなく、「仕事を含む生活すべて」を変えることに他なりません。
あなたは転職してどういった生活を送りたいですか?フレックス制なら短時間で成果を出さなければなりませんが、労働時間は短縮され、プライベートに時間が割けます。給与が高い会社に転職すれば忙しくなりますが、年収が高く、欲しい物がたくさん買える生活に。
求人数最多の東京での転職は、たくさんの選択肢の中から働き方を選ぶことができるため、あなたが望むライフスタイルを手に入れることを可能にします。
地方であなたが希望する求人を探すことは困難
あなたが地方で求人を探す場合、希望する会社を探すことは難しいかもしれません。
もしあなたが「残業が少ない会社で働きたい」と考えて、徳島県で求人を探しても、選べる会社はわずか12件ということも。
給与が高い会社を探していたとして、求人数が10件しかなかったらその中でもっとも給与額が高いところを選ぶしかなくなります。
東京なら求人が探しやすい
東京ならあなたの望む求人を探すことも簡単です。
『マイナビ転職』だけでもヒットするのは589件もの求人数。
それだけでなく、他の求人サイトやエージェントも利用すればさらに分母を増やすことが可能です。「残業の少ない会社がいい」「フレックス制の会社で働きたい」「残業が多くても給与をたくさん欲しい」。
そういった様々な働き方が589件+αの中から探せます。
ITエンジニアに強いエンジニアについては下記ページにて、おすすめの転職エージェントを紹介していますので参考にどうぞ。
東京なら希望する働き方を選べる!
東京で転職することは「転職活動自体がしやすい」というメリットがあります。
ですが、それ以上に「あなたの望むライフスタイルを実現できる会社が見つかりやすい」という大きなメリットがあるのです。
東京23区内で求人数を比較
ここまでは東京と地方を比較して、東京で転職する場合のメリットを紹介してきました。
これから紹介する表は、東京23区毎に求人数を比較したランキングのトップ10。
地方在住者の人には転職後の居住イメージを固めるために、現在東京に住んでいる人には求人検索時の参考にしてもらうために用意しました。
東京23区内の求人ランキングトップ10
順位 | 都道府県 | 求人数 |
---|---|---|
1位 | 港区 | 288件 |
2位 | 千代田区 | 276件 |
3位 | 品川区 | 252件 |
4位 | 中央区 | 252件 |
5位 | 新宿区 | 242件 |
6位 | 渋谷区 | 240件 |
7位 | 江東区 | 239件 |
8位 | 台東区 | 223件 |
9位 | 大田区 | 219件 |
10位 | 文京区 | 219件 |
出典:『マイナビ転職』のデータを基に筆者作成
港区、千代田区に求人が多い
東京都内の求人数は港区と千代田区に集中しています。
ランキングを見ると23区内に圧倒的な差は無いですが、多くの求人が集まっているのが港区と千代田区。港区にはサラリーマンの街である新橋ありますし、千代田区には電気街である秋葉原があるためです。
もし地方在住者が東京に引っ越すことになったら、港区や千代田区に住むことを検討するのもありです。しかし地価が高いため家賃もそれなりにかかりますので、その2区へのアクセスが良い場所を選ぶことも考えましょう。
東京で求人数の多い地区は港区と千代田区であることを意識しておきましょう。
まとめ
- 東京で転職したほうがいいたった1つの理由は東京都が他県と比較して最も求人数が多いこと
- 求人数が多いと転職時の採用率が高くなるだけでなく、転職して叶えたいライフスタイルが実現しやすくなる
- 都内23区のどこでも求人数は多いが、特に港区と千代田区が多いので、その2区を転職活動の中心にする
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