フリーランスのエンジニアとして働く際、エンジニアに関する資格を取るべきなのでしょうか?巷では「資格がないと信用してもらえないから必要」「経験と技術があれば資格は必要ない」など、さまざまな声を見かけます。
実はフリーランスエンジニアと一口に言っても、資格を取るべき人と取る必要が無い人がいるのです。
フリーランスエンジニアは資格を取るべきか否か、資格取得によるメリット、そしておすすめの資格を3つ紹介します。
フリーランスエンジニアは資格を取るべきか否か
最初に、フリーランスエンジニアは資格を取るべきか否かについて見ていきましょう。
すでに実績豊富な人は取る必要はない
もうすでにエンジニアとして実績を豊富に有している人は、資格を取る必要がありません。エンジニアが受注した仕事を継続させていくために必要なのは、技術と実績です。
豊富な実績を有しているエンジニアは当然、その分の高い技術も持っていることでしょう。受注したい案件に資格が必須な場合を除いては、すでに有している実績と技術のみで十分に仕事を継続受注することができます。
資格を取るべきフリーランスエンジニア
次の3つのケースに該当する場合は、資格を取得するのが好ましいでしょう。
- エンジニア経験が浅い場合
- エージェントを利用する場合
- 案件に資格が必須の場合
エンジニア経験が浅い場合
1つ目はエンジニアとしての経験が浅い人です。経験が浅い人は、まだエンジニアとしての知識や技術が不十分なケースも少なくありません。エンジニアの知識や技術を身に付けるためだけでなく、資格取得に伴ってクライアントから信用されやすくなるというメリットもあります。
フリーのエンジニアになったばかりの人や、仕事が軌道に乗っていない人は資格取得を検討してみましょう。
エージェントを利用する場合
2つ目は、エージェントを利用して就職・転職活動をする人です。エージェントを利用してエンジニアの仕事を受注しようとする場合は、取得している資格によって採用の判断をされることがあります。
資格を取得することで、多くの仕事に応募できる可能性が広がりますよ。
下記ページにて、おすすめのフリーランスエンジニア向けエージェントを紹介してますので、参考にどうぞ。
案件に資格が必須の場合
案件によっては特定の資格が必須となっていることもあります。資格がないと応募すらできません。
受注する仕事の幅を広げたいと思っている人は、時間がある内に資格を取得しておくと良いですね。
フリーランスエンジニアの資格取得によるメリット
エンジニア関係の資格は内容が難しく、取得には多くの勉強時間を費やす必要があります。それでも資格を取得することで得られるメリットは次の通りです。
- 受注できる案件の幅が広がる
- 持っているスキルの証明になる
- 知識とスキルが向上する
受注できる案件の幅が広がる
1つ目のメリットは受注できる案件の幅が広がることです。案件によっては特定の資格を必要とすることもあるため、資格を取得しておくことで受注できる仕事が増えます。
持っているスキルの証明になる
2つ目は持っているスキルの証明になることです。特に実績が少ない内は資格を取得しておくことで、エンジニアに関する知識と技術の証明になります。
知識とスキルが向上する
最後のメリットが、知識とスキルが向上することです。エンジニア関係の資格は取得が難しい分、勉強する過程でたくさんの知識やスキルを身に付けることができるでしょう。
知識やスキルが向上することで受注できる仕事の量や幅が広がり、大きな収入となって返ってくることが期待できます。
フリーランスエンジニアにおすすめの資格3選
最後にフリーランスエンジニアにおすすめの資格3つを紹介します。全て国家資格です。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士
基本情報技術者試験
1つ目は基本情報技術者試験です。エンジニアの入門的資格として有名で、実際に多くのエンジニアが有しています。これからエンジニアとして働きたい人や、未取得で仕事の受注件数が少ない人にぴったりです。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位にあたる資格です。基本情報技術者試験よりも求められるレベルは高度ですが、取得すると実際のプロジェクトで戦略を立てることができる、エンジニアとして即戦力になれることを証明できます。
情報処理安全確保支援士
最後におすすめの資格が、情報処理安全確保支援士です。取得すると、サイバーセキュリティに関する知識と技術を有していると証明されます。情報セキュリティの重要性は年々高まっているため、エンジニアも取得しておいて損はない資格です。
フリーランスエンジニアには国家資格がおすすめである理由
エンジニア関係の資格には、国家資格と民間資格の2種類があります。フリーランスエンジニアにおすすめなのは国家資格です。国家資格はエンジニアに関わる知識と技術を有していると、国が証明をしているもの。信頼性はピカイチです。
現在は更新制もないので、一度取得すれば永久的に使用できます。
対して民間資格は自社製品に関する知識や技術を証明するものが多く、凡庸性は高くありません。また更新制度を設けていることも多いため、更新費用がかかるのもネックです。
まとめ
すでに豊富な実績を有しているフリーランスエンジニアは、特に資格取得は必要ありません。エンジニアとしての経験が浅い人や仕事が軌道に乗っていない人は、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。エンジニアに関する知識と技術を有していると証明され、受注できる仕事の幅が広がります。
今回紹介したおすすめの資格も参考にして、ぴったりな資格取得を目指してくださいね。
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